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ポスターセッション発表概要
がん治療を目的とした2次元超音波送信機用任意振幅位相信号生成回路集積化の検討
○小貫 怜央,八木 健太,中野 誠彦(慶應義塾大学)
本研究では40kHzと5MHzにおいて,がん治療に用いる2次元超音波照射のための任意の位相と振幅の矩形波信号を生成する回路の集積化を目的としている.このがん治療システムは,超音波アレイを用いて,合成開口法によるイメージングを行い,その情報をもとに超音波位相共役波を送出し,特定のがん細胞だけを死滅させようという試みである.これにより無痛・無侵襲のがん治療が可能となる。提案する回路は,0.18 μmプロセスを用いて設計した.シミュレーションを用いて理想的なオペアンプでの動作を確認とまた既存のオペアンプを用いて,40kHz と5MHz において線形的に動作する範囲を確認した.
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