情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

IPSJ KIDS

日時:3月4日 13:20-15:20

会場:第4イベント会場

【セッション概要】小学生以下の研究者が集まり,自身の研究について発表・ディス カッションを行います。

13:20-15:20 発表者1 僕の着想を表現するクリエイティブワーク(プログラミング、2D/3D作品など)

小林 都央(港区立白金小学校)

小林 都央

【講演概要】プログラミングや2D/3D作品は僕にとって創作活動の一部で、他にも作曲や執筆、Tシャツや消しゴムケースなどのデザインをしています。何かを創り出すのがとにかく大好きです。世の中にない物を創り出すわくわく感や、そのために必要なことは何かをみなさまと考えたいです。
講演では、国内最大の小学生プログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix(テックキッズグランプリ)」で、昨年3,122件のエントリーからTOP10のファイナリストとして決勝進出したプログラミング作品や3D映像で受賞した作品がどのような着想を得て制作したかを説明します。また開発中の「AIを活用した寿司ネタ判別アプリ」についてもご紹介します。

【略歴】身の回りの全ての物(元素から宇宙まで)の仕組みを考えて、新しく何かを創り出すことが好きです。大好きな漢字は創の異体字「刅」。プログラミングは5歳からScratchをやっています。他にPython、Processingが得意です。BlenderやAdobe Creative Cloudを使い、2D/3D作品を制作しています。Blenderは海外のチュートリアルをみて独学で学んでいます。

2012年 生まれ
2018年 日本漢字能力検定「協会賞」受賞
2021年 DigiCon6 JAPAN 2021 JAPAN Youth 「Digiタマ賞」
2021年 実用英語技能検定 準1級
2021年 Tech Kids Grand Prix 2021 ファイナリスト、「LINE賞」
2022年 孫正義育英財団に採択
2022年 日本漢字能力検定 二級まで合格
2022年 Johns Hopkins Center for Talented Youth(CTY)Grand Honors

13:20-15:20 発表者2 ランドセルとリサイクル部品を使ったパソコン作り

長岡 翼(千葉市立都賀の台小学校)

長岡 翼

【講演概要】リサイクルショップや家にあるものを使ったり、掛かる費用は小学6年生のお小遣いの範囲で、自分専用のパソコンを作りました。

【略歴】2023年3月小学校卒業予定

13:20-15:20 発表者3 発見!国内3例目のトゲナナフシのオス

森下 泰成(田原市立福江小学校)

森下 泰成

【講演概要】 小学1年で参加した昆虫キャンプで偶然手に入れたトゲナナフシのメス。トゲナナフシがメスだけで繁殖を行う単為生殖であると知ったぼくは、卵を採取し、幼虫を孵化させ、成虫に育て、そしてまた卵を採取してという累代飼育を6年間続けてきました。そんな中で昨年の夏、日本で3例目となる非常に珍しいオスを飼育中のメスの中に発見しました。
 今回は、6年間累代飼育を続ける中でしてきた工夫、オスを育てて新たにわかったこと、岐阜市名和昆虫館さんに寄贈した話、今後トゲナナフシの研究でしてみたいことなどをお話します。

【略歴】昆虫、魚、植物、鉱物、宇宙、絵画に興味を持つ好奇心旺盛な11歳。小学6年生。今回の件で数々のメディアに取り上げられている。
2019年 フマキラー株式会社主催 虫や植物とふれあうコンテスト 大賞受賞
2021年 日本さかな検定1級 最年少合格

13:20-15:20 司会・コメンテーター 情報処理学会会誌編集長

五十嵐 悠紀(お茶の水女子大学 理学部情報科学科 准教授)

五十嵐 悠紀

【略歴】2010年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学)取得.
日本学術振興会特別研究員DC2,PD,RPDを経て,2015年明治大学総合数理学部専任講師,2018年同准教授,2022年より現職.
情報処理推進機構(IPA)未踏事業 プロジェクトマネージャ兼任.コンピュータグラフィックス,ヒューマンコンピュータインタラクションに関する研究に従事.著書に『縫うコンピュータグラフィックス』(オーム社),『スマホに振り回される子 スマホを使いこなす子』(ジアース教育新社)など.

13:20-15:20 司会・コメンテーター 情報処理学会会誌副編集長

福地 健太郎(明治大学 総合数理学部先端メディアサイエンス学科 教授)

福地 健太郎

【略歴】2004年東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程単位取得退学.博士(理学).2018年より現職.ユーザーインタフェースや知覚心理学,エンタテインメント応用に興味を持つ.ACM・情報処理学会・ヒューマンインタフェース学会・VR学会各会員.2002年FIT 船井ベストペーパー賞,2010年日本VR学会 論文賞,2020年Innovative Technologies 2020 Special Prize -Wonders- を受賞.

13:20-15:20 コミュニケーター 情報処理学会会誌編集委員

太田 智美(慶應義塾大学/大阪音楽大学)

太田 智美

【略歴】2009年国立音楽大学卒業(音楽教育学科音楽教育専攻,音楽学研究コース修了),2011年慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程修了(研究科委員長表彰受賞),2011〜2018年5月までアイティメディア(株)(営業・技術者コミュニティ支援・記者),2018年5月〜2019年1月(株)メルカリの研究開発組織「R4D」でヒトとロボットの共生の研究に従事,2019年1月〜慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科附属メディアデザイン研究所リサーチャー,2014年11月〜ロボット「Pepper」と生活を共にしている,2016年4月ヒトとロボットの音楽ユニット「mirai capsule」結成,現在,慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程在学中,大阪音楽大学ミュージックビジネス専攻助教.