情報処理学会 第82回全国大会 会期:2019年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 情報処理学会 第82回全国大会 会期:2019年3月5日~7日 会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス
激変!情報入試を取り巻く環境
日時:3月7日(土)9:30-12:00
会場:第2イベント会場(23号館 218)
【セッション概要】高校の情報科の新学習指導要領が2022年から適用される。それに応じて2025年度大学入学共通テストにおいて情報Ⅰ、情報Ⅱの入試がはじまる可能性があり、大学入試において「情報Ⅰ」の採用の拡大が期待されているように、情報入試を取り巻く環境は大きく変わりつつある。本セッションでは、まず、すでに情報入試を実施している大学から、導入の経緯、実際の状況、課題、今後の展望について報告し、引き続き、大学入試センターでの取り組み状況について報告する。最後に、パネル討論を通して、参加者との間で意見交換を行う。
司会:角田 博保 (情報処理学会情報入試委員会委員長・東京都立産業技術高等専門学校非常勤講師)
【略歴】1974年東京工業大学理学部情報科学科卒業.1976年同大学院修士課程修了.1981年同大学院博士課程単位取得退学.1982年電気通信大学計算機科学科助手.1990年同大学情報工学科講師,1992年助教授,2007年准教授,2016年定年退職.理学博士.計算機システムのヒューマンインタフェース,教育支援システム,文字列処理等に興味を持つ.情報処理学会情報入試委員会委員長.ACM会員.
9:30-9:40 趣旨説明
9:40-10:10 報告(1) 情報入試の実施例:京都産業大学のAO情報入試 -実施5年を経て-
安田 豊 (京都産業大学 情報理工学部)
【講演概要】京都産業大学では2015年夏から,それまで作品応募型のみだったAO入試に情報入試型を加えて実施している.本講演では当初の設計,つまりAOの形で情報入試を実施した意図と,これまで5回の実施で得られた作問・実施・採点および入学後の状況などについて整理・報告する.
【略歴】1988年京都産業大学理学部計算機科学科卒業,京都産業大学計算機センター,1995〜2002年神戸大学経済経営研究所講師などを経て,現在京都産業大学情報理工学部准教授.SDN,分散処理とその応用に興味をもつ.情報処理学会,ACM会員.
 
10:10-10:40 報告(2) 情報入試の実施例: 大阪電気通信大学 プログラミングAO入試の導入
長瀧 寛之 (大阪電気通信大学 メディアコミュニケーションセンター 特任准教授)
【講演概要】大阪電気通信大学(以下本学)では2020年度入学試験より,"ICTへの強い関心を持ち,プログラミング作成経験を有する人材を選抜すること"を目的とし,AO入試の新たな枠組みとして「プログラミングAO入学試験」を複数の学科で導入した.試験の形態はCBT方式で,知識問題だけでなく,課題を満たすプログラムをコンピュータ上で実際に作成するなどの実技試験を行う.
本試験は2019年10月に初めての実施をしたばかりであるため,講演では本学がプログラミングAO入試の実施に至った背景と実施への検討事項,実際の試験環境などを中心に,可能な範囲で情報提供を行う.
【略歴】2009年 大阪大学大学院情報科学研究科コンピュータサイエンス専攻 博士後期課程 修了.博士(情報科学).2002-06年鳥取環境大学情報システム学科助手.2009-13年岡山大学教育開発センター助教.2013-18年同准教授.2018年より大阪電気通信大学メディアコミュニケーションセンター特定業務特任准教授.情報処理学会ではコンピュータと教育研究会運営委員,論文誌教育とコンピュータ運営委員など.
 
10:40-11:10 報告(3) 大学入試センターの取組み
水野 修治 (独立行政法人 大学入試センター 試験問題調査官)
【講演概要】大学入試センターでは、文部科学省が公表した「大学入学共通テスト実施方針」を踏まえ、中長期的な視点で、コンピュータベースの試験(CBT)に関する調査研究を実施している。また、2022年度から共通必履修科目となる教科「情報」の科目「情報Ⅰ」の大学入学者選抜における位置づけについても議論が始まっているところである。そこで,CBT導入の意義や課題,学習指導要領と求められる試験科目としての「情報Ⅰ」,教科「情報」におけるCBTを活用した試験の開発に向けての取組(公募した問題素案をもとにしたモデル問題作成やCBTの実証実験など)の概要について可能な範囲で報告する。
【略歴】1991年日本オリベッティ(株)入社(オープンシステムを使ったグループウェア等の開発に従事),1998年愛知県立高等学校教諭に採用,総合教育センター研究指導主事(兼務,教育委員会高等学校教育課指導主事,愛知県立大学情報科学部非常勤講師),高等学校教頭を経て2019年4月より(独)大学入試センター試験問題企画官(情報担当),10月より試験問題調査官(現職).現行学習指導要領「情報」の調査研究協力者,教科書等著者(共著),信州大学修士(工学).
 
情報入試の取組み方
【討論概要】2022年から始まる高等学校の新学習指導要領では,すべての普通科の高校生が「情報I」を履修するようになる.その結果,2025年1月の大学入試では,「情報I」を出題することが現実的に可能になりつつある.そこで,すでに情報学の観点から高校生・受験生の学習に関わってきた人たちがパネルとなり,フロアとの対話も含むディスカッション形式を通して,新たな入試について考えたい.
パネル司会:辰己 丈夫 (放送大学 教養学部情報コース 教授)
【略歴】1991年早稲田大学理工学部数学科卒業.2014年筑波大学博士(システムズ・マネジメント).1993年早稲田大学情報科学研究教育センター助手.その後,神戸大学.東京農工大学を経て.現在,放送大学教授.2016年より本会情報処理教育委員会幹事.他に,教科書委員会,会誌編集委員会,初等中等教育委員会,教員免許更新講習委員会,一般情報教育委員会など各委員.
パネリスト:安田 豊 (京都産業大学 情報理工学部)
【略歴】1988年京都産業大学理学部計算機科学科卒業,京都産業大学計算機センター,1995〜2002年神戸大学経済経営研究所講師などを経て,現在京都産業大学情報理工学部准教授.SDN,分散処理とその応用に興味をもつ.情報処理学会,ACM会員.
パネリスト:長瀧 寛之 (大阪電気通信大学 メディアコミュニケーションセンター)
【略歴】2009年 大阪大学大学院情報科学研究科コンピュータサイエンス専攻 博士後期課程 修了.博士(情報科学).2002-06年鳥取環境大学情報システム学科助手.2009-13年岡山大学教育開発センター助教.2013-18年同准教授.2018年より大阪電気通信大学メディアコミュニケーションセンター特定業務特任准教授.情報処理学会ではコンピュータと教育研究会運営委員,論文誌教育とコンピュータ運営委員など.
パネリスト:水野 修治 (独立行政法人 大学入試センター)
【略歴】1991年日本オリベッティ(株)入社(オープンシステムを使ったグループウェア等の開発に従事),1998年愛知県立高等学校教諭に採用,総合教育センター研究指導主事(兼務,教育委員会高等学校教育課指導主事,愛知県立大学情報科学部非常勤講師),高等学校教頭を経て2019年4月より(独)大学入試センター試験問題企画官(情報担当),10月より試験問題調査官(現職).現行学習指導要領「情報」の調査研究協力者,教科書等著者(共著),信州大学修士(工学).
パネリスト:春日井 優 (埼玉県立川越南高等学校)
【略歴】1993年より埼玉県公立高等学校数学科教諭.2000年情報科教員免許状取得.2003年より情報科と数学科を兼任.2013年より情報科専任.2016~2017年度国立教育政策研究所教育課程研究指定校事業主担当.2013・2016・2019年度東洋大学総合情報学部非常勤講師.
パネリスト:萩原 兼一 (大阪大学 大学院情報科学研究科 招へい教授/名誉教授)
【略歴】1974年大阪大学基礎工学部情報工学科卒業.1979年同大学院基礎工学研究科博士後期課程修了.工学博士.大阪大学助手・講師・助教授・文部省在外研究員(1992-93年米国メリーランド大)を経て1993年奈良先端科学技術大学院大学教授.1994-2017年大阪大学教授.2017-19年大阪大学特任教授.分散アルゴリズム・並列処理・GPU計算・生体機能並列シミュレーションの研究に従事. 2005-06年情報処理学会理事,同関西支部長. J97策定WG委員.2003-17大学改革支援・学位授与機構情報工学部会委員.2013-14年理工系情報学科・専攻協議会会長.