情報処理学会 第81回全国大会 会期:2019年3月14日~16日 会場:福岡大学 七隈キャンパス 情報処理学会 第81回全国大会 会期:2019年3月14日〜16日 会場:福岡大学 七隈キャンパス
来たれ!ワークライフバランス伝道師
日時:3月14日(木)9:30-11:30
会場:第1イベント会場(A棟 A201)
【セッション概要】本企画では,本人によるワークライフバランス実践報告や,本人による実践ではないが見聞きしたことがある国内外のワークライフバランス事例報告を募集し,10分程度のプレゼンテーションをおこないます.優秀な報告をしたプレゼンターには,審査員や会場による評価を経て,「ワークライフバランス伝道師」の称号を付与します.
司会:木塚 あゆみ (大阪芸術大学 アートサイエンス学科 特任講師)
【略歴】大阪芸術大学アートサイエンス学科特任講師.公立はこだて未来大学大学院博士(前期)課程修了後,岡山県立大学デザイン学部助手,個人事業主,公立はこだて未来大学特任助教を経て,現職に至る.情報処理学会Info-WorkPlace委員会委員長.工学系学生のためのデザインワークショップを定期的に開催している.創造には多様な価値観が必要という観点から多様性を実現するための支援を行なう.
司会:渡辺 知恵美 (筑波大学 図書館情報メディア系 准教授)
【略歴】筑波大学図書館情報メディア系准教授.2003年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了,2003年奈良女子大学理学部情報科学科助手,2005年お茶の水女子大学理学部情報科学科講師,2013年筑波大学システム情報系助教,2018年より現職に至る.データベースシステム,特にプライバシ保護検索技術,匿名化処理などの研究に従事.またアジャイル開発を活用したチーム開発教育活動に従事.博士(理学).
9:30-9:40 趣旨説明
9:40-9:50 報告(1) 男女均等参画のすすめ~大学教員夫婦のリアル~
【講演概要】同い年,同じ業界,同じ職位で,ほぼ同じ分野を研究対象とする夫婦が取り組む「男女均等参画」のすすめ.特にどちらかが頑張りすぎることなく,普通の夫婦が,普通に働きながら,普通に仕事も家族も大切にできる社会が,普通になってほしい.そんな思いを夫婦で共有し,「均等参画」をモットーに家事・育児(4歳)を押し付け合うリアルをご紹介.いかにワークとライフのバランスをとり,また,いかに周囲に理解していただくか,について,日々夫婦で頭を悩ませ,罵り合いながら乗り越えている様子をご報告します.
阪田 真己子 (同志社大学 文化情報学部 教授)/山本 倫也 (関西学院大学 理工学部 教授)
【略歴】神戸大学大学院総合人間科学研究科博士課程修了.博士(学術).ATR知能映像通信研究所,福島学院大学を経て2005年より現所属./京都大学大学院エネルギー科学研究科博士後期課程修了.博士(エネルギー科学).岡山県立大学を経て2009年より現所属.2011年結婚.2014年女児出産.
 
9:52-10:02 報告(2) ハードワーカーからソフトワーカーへの転換〜家族を中心としたしなやかな働き方へ〜
小町 守 (首都大学東京 システムデザイン学部 准教授)
【講演概要】4歳の女の子の育児と家事に奮闘中.週60時間仕事をしていた助教時代を振り返り,PIとしての効率を最大化するベストプラクティスについて知見を共有します.
推薦の言葉:子育てを真剣にやっている男性で,女性との権利や義務の公平性などについても色々と考えられている方です.ブログも好評で,自然言語界隈では「ライフワークバランス」のユニークな実戦で有名な方です.
【略歴】2005年東京大学教養学部基礎科学科科学史・科学哲学分科卒.2010年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科修了.博士(工学).同年より同研究科助教を経て,2013年より首都大学東京システムデザイン学部准教授.大規模なコーパスを用いた自然言語処理に関心がある.言語処理学会20周年記念論文賞,言語処理学会第14回年次大会最優秀発表賞,情報処理学会平成22年度山下記念研究賞,2010年度人工知能学会論文賞等を受賞.情報処理学会,人工知能学会,言語処理学会,ACL各会員.
 
10:04-10:14 報告(3) クラウド・ホスティングサービス企業における研究所の働き方
松本 亮介 (さくらインターネット株式会社 さくらインターネット研究所 上級研究員)
【講演概要】クラウド・ホスティングサービスやWebサービスのようにインターネットととしてのインフラサービスを提供する企業では,その業務の特性から,家族や子育てを考えた働き方がここ数年で大きく変わってきている.そのような企業の研究所で研究開発をしてきた私が,当該業界における働きやすさの最新動向と研究と家族を両立するために個人として実践してきたことを報告する.
【略歴】京都大学博士(情報学),さくらインターネット研究所上級研究員,ペパボ研究所客員研究員,Forkwell技術顧問,セキュリティ・キャンプ講師,情報処理学会各種委員,松本亮介事務所所長.2008年に現場の技術を知るため修士に行かずにホスティング系企業に就職したのち,2012年に異例の修士飛ばしで京都大学大学院の博士課程に入学.インターネット基盤技術の研究に取り組み,mod_mrubyやngx_mrubyなどのOSSを始めとした多数のOSSへの貢献や学術的成果を修める.2015年4月より2018年10月までGMOペパボ株式会社にてチーフエンジニアとしてプロダクトのアーキテクトやエンジニア組織のマネージメントに従事すると同時に,ペパボ研究所では主席研究員としてOS・Middleware・HTTPに関する研究,及び,事業で実践できるレベルまで作りこむことを目標に研究に従事.2018年11月より現職のさくらインターネット研究所で上級研究員を務める.第9回日本OSS奨励賞や2014年度情報処理学会山下記念研究賞など,その他受賞多数.2016年に情報処理学会IPSJ-ONEにおいて時流に乗る日本の若手トップ研究者19名に選出される.
 
10:16-10:26 報告(4) リモートワークで働くということ
大城 佳明 (YassLab株式会社 エンジニア)
【講演概要】ワークライフバランスというと子育てや家族を考える事が多い.独身男性一人暮らしの私がワークライフバランスについて語る.日頃は沖縄の自宅から働いている.社員全員がリモートワークで働く会社(YassLab)での日々の働き方について知ってもらい,そこからの生活や考え方の違いを報告する.
【略歴】2016年琉球大学院理工学研究科情報工学専攻を卒業,YassLab株式会社に入社,2018年琉球大学非常勤に就任,筑波大学非常勤講師に就任.
 
10:28-10:38 報告(5) 介護をしながら働く  身の丈にあった介護
徳應 和典 (ヤフー株式会社 ピープル・デベロップメント統括本部 オフィス・経営支援本部 コラボレーション推進部 部長)
【講演概要】就労者として脂がのった頃に突然やってくる課題,親や祖父母世代の介護.さらには非同居の場合,かつての一般的な労働環境では離職を余儀なくされるケースもありました.リモートワーク,フレックス勤怠制度など企業の制度を活用し,都市部での勤務と地方での「身の丈の家族介護」を長期間両立してきた事例を報告します.
【略歴】旅行代理店勤務を経て2001年ヤフー入社.法人ソリューション事業のコンサルタント,新規事業部門の制作部長,オウンドメディア室長を経て現職.
 
10:40-10:50 報告(6) ワーフライフバランスを議論する前に考えるべきこと-テレワーク研究における実践事例から-
吉見 憲二 (佛教大学 社会学部 准教授)
【講演概要】テレワークとは,「Tele(離れたところで)」と「Work(働く)」を組み合わせた造語であり,「情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した,場所や時間にとらわれない柔軟な働き方(日本テレワーク学会による定義)」を意味する.テレワークに期待される効果の1つとしてワークライフバランスの向上が掲げられているが,先行研究ではテレワークの導入によってワークライフバランスが向上するという単純な構図には疑問が呈されている.本報告では,登壇者がこれまでに行ってきたテレワーク研究におけるワークライフバランスの実践事例を中心に,ワークライフバランスを考える前提について取り上げる.
【略歴】佛教大学社会学部現代社会学科准教授.2012年早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士後期課程修了,博士(国際情報通信学).同研究科助教を経て,2015年度より佛教大学社会学部現代社会学科講師,2018年度より現職.専門は情報コミュニケーション,情報社会学.テレワーク研究では,女性や障がい者のテレワーク活用に関する研究に従事.
 
10:52-11:02 報告(7) 子どもがいるからとあきらめないために
五十嵐 悠紀 (明治大学 総合数理学部先端メディアサイエンス学科 准教授)
【講演概要】遠隔操作ロボットで学会に自宅から参加した話や,子連れでの学会参加について報告する.そのほか,明治大学および他大学での制度事例も含めてご紹介.
【略歴】東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学).コンピュータグラフィックス,ユーザインタフェースに関する研究に従事.書籍『AI時代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55』(河出書房新社)出版.JST さきがけ研究員,IPA未踏事業プロジェクトマネージャ兼任.Yahoo!ニュース個人オーサー.
 
11:04-11:14 報告(8) 4歳の子供連れで学会に参加してみた
鈴木 優 (奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科情報領域 特任准教授)
【講演概要】4歳の子を連れて学会に参加したときに感じた経験を基に,学会や職場はどのような支援をすべきか,すべきでないかについての事例を報告する.
【略歴】1999年神戸大学工学部卒,2001年,2004年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士前期,後期課程修了.博士(工学).立命館大学情報理工学部,京都大学情報学研究科,名古屋大学情報基盤センター,情報科学研究科を経て2014年から現職.
 
11:16-11:30 審査&結果発表&「ワーフライフバランス伝道師」称号付与