講演概要
不揮発性ロジックが拓くエッジAIハードウェア・パラダイムの展望
羽生 貴弘(東北大学)
人工知能(Artificial Intelligence; AI)は,近年,その有用性がさまざまな応用分野で認識されつつあり,その有用性は今後益々高まることが期待されている.一方,クラウド環境でAIを利用する際に,その限界(例えば,多数のユーザが同時に利用した際の実時間応答性など)が懸念されており,AIハードウェアの研究開発の重要性が近年着目されている.本講演では,従来までのCMOS回路方式によりAIハードウェアを実現した際の問題点等を述べると共に,その限界を克服する新しい回路方式を紹介する.具体的には,不揮発性記憶デバイス(Magnetic Tunnel Junctionデバイス等)を利用した不揮発性ロジック,Stochasticロジックについて,その可能性や有用性を適用事例も交えて紹介する.

《プログラム概要》