低消費電力バイオロギング用データロガーの実装と評価
○大井 崇広,熊木 武志(立命館大学)
近年,バイオロギングという分野が急速に発展している.半導体技術の発展により,データ記録装置の小型化,大容量化が飛躍的に進んでいる.しかし,限られたデータロガーのサイズで,長時間ログ取得することは困難で,バイオロギングのボトルネックとなっている.これを解決するために,データロガーのセンサーを間歇させ低消費電力化する方法を提案する.データロガーは「Raspberry Pi 3」をベースとして,GPS,PiCamera,SenseHatを装着し開発した.前者の2つで3種類の間歇動作を想定して,5分おきにログ取得の停止再開を繰り返す動作によって,無間歇よりも間歇動作の方が消費電力が減少するか検証した.