本研究は野菜工場における野菜の成長スピードを向上させることを目的とする.
提案手法は,間欠カオスアルゴリズムを用いて1/fゆらぎに調光したLEDを利用する.
実験環境は,湛液型水耕栽培システムを構築しリーフレタスを対象とした.
実験は2回行い,温度を約20℃,暗室で行った.
第1実験の条件として明期,暗期は指定せず,日中に点灯,夜間に消灯の繰り返しを4週間,
第2実験の条件は明期12時間,暗記12時間とし7週間で行った.
その結果,第1実験では新鮮重30gの差が生じ,1/fゆらぎ光のほうが大きく育った.
第2実験では単調光のレタスがうまく育たないという事象が起きたが,1/fゆらぎ光のレタスは大きく成長した.