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ポスターセッション発表概要
インバータベースパイプライン型ADCの基礎検討
○金阪 遼,升井 義博(広島工業大学)
現在の高速ADCの主な用途には、デジタルカメラや携帯機器などにおける画像処理や画像伝送などがある。特にデジタル家電や携帯機器では、超高速のADCが次々と開発されている。より高画質、より高精度の処理をするためには高速ADCの更なる高bit化が必要となる。しかし高速ADCの主流であるパイプライン型ADCは高利得オペアンプの設計が困難になる微細プロセスでは設計難易度があがる傾向にある。そこで本稿ではオペアンプの代わりに反転素子を用いたパイプライン型ADCを提案する。本研究では低利得な反転素子を用いることで発生するミッシングコードをデジタル信号処理で補正する方法を検討したので報告する。
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