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ポスターセッション発表概要
v帯発振回路の低電圧動作
○瀧脇 朋也,李 尚曄,天川 修平,吉田 毅,藤島 実(広島大学)
 LC発振回路は2段のソース接地回路がリング状に接続される.このソース接地回路は周波数が高く,動作電圧が下がる程,利得が小さくなるため,V帯(50~75GHZ)を含むミリ波帯で低電圧動作は困難であった.
 一方,このリング状に接続されたソース接地回路を,無限段に接続された増幅回路と考えると,反復インピーダンスを用いて,回路の増幅率と位相変化量を求めることが出来る.
 そこで,本研究では,反復インピーダンスを用いて低電圧動作可能な共振回路のパラメータを探索し,V帯で動作するLC発振回路の試作,測定を行った.
 その結果,60GHz帯で最小電源電圧0.24V,消費電力480μWを達成した.
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