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ポスターセッション発表概要
ソースインダクタと負性容量を併用したW帯CMOS低雑音増幅器
○香原 翔太,董 鋭冰,天川 修平,吉田 毅,藤島 実(広島大学)
ソース接地回路では,ソースインダクタを用いると雑音指数(NF)が低下するものの利得も低下する.多段接続では,後段のNFは前段の利得に抑制されるが,前段の利得低下はNFの劣化につながる.一方,ゲート・ドレイン間に負性容量を用いることにより利得は向上する.そこで,この2つの局所帰還を適切に選択することによりNFを最小化できる.本研究では,この手法を用いて5段の低雑音増幅器(LNA)の試作・測定を行った.その結果,78GHzにおいて利得23dB,NF 6.1dBを達成し,ソースインダクタのみを用いた設計と比較してNF, 利得ともに改善した.
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