集約チャンネル特徴とブースティング決定木を用いた組込み向け物体検出システム
○光成 浩一,劉 載勲,橋本 昌宜(大阪大学)
組込みシステムで使用される画像処理に基づく物体検出では,低消費電力の制約下で高精度かつ高速な検出が要求される.本研究では,集約チャンネル特徴とブースティング決定木に基づく物体検出システムを提案する.提案システムは検出処理ハードウェアと制御用ソフトウェアから構成されており,SIMD-likeな並列化による高速な検出の低消費電力での実現と,複数スケールや多クラス物体に対する柔軟な制御を可能にしている.FPGA 実装により,毎秒2億サンプルの検出が可能であることを確認した.