RISC-Vを用いた機械学習向けアクセラレータ
○竹内 恭平(電気通信大学)
近年IoTの普及により,エッジコンピューティングや機械学習のニーズが高まっている.そのため高性能かつ低消費電力なデバイスが求められている.そこで,オープンソースな命令セット・アーキテクチャであるRISC-Vが注目されている.RISC-Vは,ロイヤリティフリーで柔軟な拡張命令を持ち、実装次第ではIntelやARMのプロセッサより高い性能を発揮する.本研究では,UCBが公開している最も一般的なRISC-V実装であるRocket Chipを用いる.これに機械学習を支援するカスタム命令を追加することで,機械学習向けアクセラレータを開発する.対象とするアルゴリズムは畳み込みニューラルネットワークである.