背景光複写型画素回路の検討
○金 雄鉉,池田 誠(東京大学)
3次元測定システムは近年様々な分野の多様な場面で用いられ、特にモバイル機器と自動 車向けには背景光の強い環境で動作安定性・信頼性が強く求められている。3次元測定システムにおいてイメ ージセンサに入射される反射光の強度は強い背景光に比べると非常に低いため、背景光に対する対策を持つイメージセンサが必要となる。本研究では、背景光によるイメーザセンサの飽和を防ぐために、カレントミラーとサンプリング回路を用いて信号光を蓄積する際、背景光による光電流を補償できる画素回路を提案する。ローム 0.18μm プロセスで画素回路の TEG 試作を行い、シミュレーションでの信号対背景光比(SBR)は-43.5 dB が得られた。