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ポスターセッション発表概要
二段階遷移型インバータを利用した500MHz -52.5dB-THD電圧時間変換回路
○水田 健人,三木 拓司,三浦 典之(神戸大学),道正 志郎(東京工業大学),永田 真(神戸大学)
広帯域・高精度の電圧時間変換回路は、高性能な時間領域アナログ信号処理を実現する鍵である。本研究で、帯域幅500MHz、-52.5dB-THDの電圧時間変換回路を28nm CMOSプロセスにて開発した。二段階遷移型インバータにより、電圧-時間の変換ゲインを従来の電流スターブ型インバータの10倍以上の100ps/Vまで増幅し、必要なインバータ段数を64段から4段まで1/8に削減して変換レイテンシーを1/8に低減することで、500MHzフルナイキスト動作時のTHDをサンプリングホールド回路を使用することなく13.2dB削減した。
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