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ポスターセッション発表概要
時間ドメインセンシング技術を用いたオールアナログ水位センサ端末
○石川 洋介,小原 崇義,紙透 航志,石河 卓也,伊藤 浩之,道正 史郎,石原 昇,益 一哉(東京工業大学)
IoTにおける無線センサ端末は、長時間動作や環境発電の導入を考慮して低消費電力であることが求められる。特にアナログセンシングとアナログ信号伝送を用いることで、従来よりもセンサ端末を低消費電力化できることが報告されている。本研究では時間ドメインセンシング技術を用いたオールアナログ水位センサ端末を報告する。構造をシンプルにするために、回路部分は発振器型センサ回路とインパルス送信回路のみを用いた。さらに発振回路と送信回路共に電源電圧変動に対する安定性を持たせることでレギュレータも不要とした。設計回路を180nmプロセスで試作し0.6cmの誤差で水位を測ることに成功した。消費電力は22μWであった。
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