CMOSイメージセンサをマウスやラットの脳内に直接埋植し，脳神経活動に応答した光学的変化を観察することで，脳機能をリアルタイムに可視化することが可能である．しかし，従来の埋植デバイスは柔軟性に乏しいため，複数のセンサ素子を搭載したデバイスは製作が難しく，生体への親和性も十分でなかった．センサ素子のアレイ化による視野域の拡大や生体侵襲性の低減のためには，従来より大幅に柔軟なデバイスの開発が必要である．そこで，本研究では低侵襲・広視野域な脳機能イメージングデバイスの実現を目的として，有機フィルム上に素子をアレイ化する実装技術の開発を行い，生体内で動作するフレキシブル素子アレイデバイスを試作した．