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ポスターセッション発表概要
ドライ電極を用いた脳波取得が可能な低電力生体電位センサASICチップセット
○松本 秋憲,森川 幸治(パナソニック株式会社)
ドライ電極を用いた脳波モニタリングを実現する低消費電力のASICチップセットを開発した。本チップセットはアクティブ電極ASICと生体電位読み出し回路ASICからなり、導電性ペーストの塗布を前提としないドライ電極を用いて最大8chの生体電位(脳波、心電、筋電等)と電極-皮膚間の接触インピーダンスの同時連続測定ができる。8chのASICシステム全体では1ch当たり96uW(Typ)の低電力で入力インピーダンス1.2GΩ@10Hz、帯域幅0.5~100Hzでの入力換算雑音3.6uVpp(Max)、同相信号除去比85dB(Min)と電極オフセット除去性能±470mVの計測を実現する。本システムは脳波計ヘッドセット等の携帯用途に適し、民生分野だけでなく医療分野にも応用可能性がある。
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