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ポスターセッション発表概要
小面積レイアウト手法によるD帯CMOS増幅器の設計
○原 紳介(情報通信研究機構),片山 光亮,高野 恭弥(広島大学),董 鋭冰,渡邊 一世,関根 徳彦,笠松 章史(情報通信研究機構),吉田 毅,天川 修平,藤島 実(広島大学)
微細化・ブースト技術により100GHz動作が可能になったシリコンCMOSは、ミリ波・テラヘルツ波帯RF回路へ利用されつつある。しかしRF回路はテクノロジー進歩に応じた回路面積の縮減が困難であり、特に広い帯域が求められる増幅器は段間整合回路により大きくなる傾向にある。コスト抑制のため小面積技術が求められる。
本発表はD帯(110~170GHz)の小面積広帯域CMOS増幅器を報告する。段間整合回路を最小に抑える手法を提案し、コアサイズ0.023㎟、0.056㎟の小面積シングルエンド、差動増幅器を実現した。それぞれ、15dB(41GHz)、20dB(22GHz)の最大利得(および3dB帯域)を得た。
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