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ポスターセッション発表概要
経年劣化を抑制するトランジスタサイズ最適化手法のプロセス依存性評価
○籔内 美智太郎,小林 和淑(京都工芸繊維大学)
ロジックゲート設計においてトランジスタサイズを最適化することで,BTI (Bias Temperature Instability)が回路におよぼす影響を抑制する手法を提案する.LSIの経年劣化の一つであるBTIは動作時の遅延増加を引き起こすため,高信頼設計を実現するためには対策が必要である.本手法は経年劣化の予測に応じた設計によって最悪遅延を改善し,非効率なマージンを削減する.提案手法のスケーラビリティ評価のため,45 nm, 32 nmプロセスにおけるパス遅延の経年劣化を回路解析により予測した.結果を比較したところ,微細化が進んでも提案手法が有効であることが確認された.
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