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ポスターセッション発表概要
低消費電力FPGAの実用化に向けた研究活動 - デバイスから合成ツール開発と応用回路の実装 -
○片下 敏宏,日置 雅和,小池 帆平(産業技術総合研究所)
回路の構成情報を書き込むことでデバイスの機能を変更できるFPGAは,特定の演算の高速化など利用が拡大しているが,トランジスタの微細化に伴う静的な消費電力の増大が問題となっている.高速化と低消費電力を実現する手法として, FPGAを構成する細粒度な要素回路毎に閾値電圧の切り替え機構を付加する技術の研究がなされ,これを実現するデバイスFlexPowerFPGAが開発されてきた.また,FPGAへ回路を搭載するためのソフトウェアも開発された.本発表では,開発技術の実用化を目指して,複雑な回路を実装するためのツール開発と,ツールを用いてセンサ制御・データ処理・通信など応用に近い回路を実装した成果を紹介する.
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