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ポスターセッション発表概要
単一磁束量子回路を用いたマイクロプロセッサの論理設計と評価
○石田 浩貴(九州大学),田中 雅光(名古屋大学),小野 貴継,井上 弘士(九州大学)
近年,CMOSマイクロプロセッサは消費電力の増大に伴い,動作周波数の向上が頭打ちとなっている.この問題を解決する手段として,原理的に低消費電力性を有する単一磁束量子(SFQ: Single-Flux-Quantum)回路の利用が挙げられる.著者らはSFQ回路を用いた超高性能マイクロプロセッサの実現に向け,それに適したアーキテクチャの設計指針を定めた.この定めた設計指針にしたがってSFQマイクロプロセッサを論理設計し,理想的なメモリアクセスが行われ,かつ配線遅延を考慮しない場合の性能,面積,消費電力を評価した.見積もった結果,論理設計したSFQマイクロプロセッサの動作周波数は最大222GHz,消費電力は1.43Wとなった.
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