本研究では第一サイドローブを用いたインパルス無線とそのためのデュアル周波数変換を用いた復調回路を提案する。この変調技術はBPSKに比べて、2倍の周波数効率を実現し、アップコンバートを必要としない。デュアル周波数変換を用いた復調回路は回路やチャネルの周波数特性により生じるスペクトラム歪みを補償することが可能である。65nmCMOSプロセスで試作した復調回路は、24mWの消費電力で5.5Gbpsのデータ復元とクロックを復元した。