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ポスターセッション発表概要
三角波変調を用いたPLL伝達関数のオンチップ測定手法
○吉川 俊之,名倉 徹,浅田 邦博(東京大学)
本研究では,位相が三角波変調された入力信号を用いてPLLの伝達関数を測定する手法を提案する.提案手法において,PLLの基準信号をDigital-to-Time変換器で制御された遅延回路で遅延させることで入力信号の変調を実現する.また,入力変調に対するPLL応答をTime-to-Digital変換器を用いることでデジタルコードとして読み出す.結果として,提案手法は高速なアナログ信号を用いることなくデジタルコードのみで伝達関数の測定を可能としている.また,提案手法においては,DTCとTDCを対称的に設計することで,PVT変動に耐性のある測定を可能としている.
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