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ポスターセッション発表概要
周波数2逓倍器を用いた300 GHz CMOS無線送信器のシステムレベル評価
○安達 拓史,吉田 毅,高野 恭弥,片山 光亮,天川 修平,藤島 実(広島大学)
高速無線通信を実現するために,ミリ波帯などの高周波が通信器のキャリア周波数として用いられている.特に,275 GHz以上の周波数は周波数利用の割り当てが決められていないため,300GHz帯をキャリア周波数として用いた無線通信が注目されている.しかし,最新のCMOSプロセスにおいて,MOSFETのfmaxは300 GHz程度であり,300 GHzで動作する回路を設計することは困難である.本研究では,キャリア周波数300 GHzのCMOS無線送信器のシステム構成について検討を行った。最終段に2逓倍器を用いた送信器をシステムレベルで評価し,要素回路に求められる性能の考察を行った.
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