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ポスターセッション発表概要
チップのばらつきを利用する3値連想メモリ
○夕川 諒平,熊木 武志,藤田 智弘,小倉 武(立命館大学)
我々の日常生活において,ロボットの果たす役割が重要になってきている.とりわけ,人のパートナーとなるヒューマノイド型のロボットは将来大きな地位を占めるものと予想される.ロボットに個性を与える技術として,ソフトウェアを利用した擬似乱数や学習によって後付けする技術は提案されてきた.ハードウェアの製造ばらつきを利用して先天的な個性を与える技術はこれまでに存在しない.本研究では人間の個性が生まれながらにして備わっているように,ロボット製造時のチップばらつきを利用して,個体毎に異なる連想処理を行うためのLSI IPを開発する.今回は,連想メモリ内の比較器が持つ遅延ばらつきを利用して実装を行った.
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