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ポスターセッション発表概要
埋植用自己リセット型イメージセンサの低発熱化によるSNR向上
○山口 貴大,須永 圭紀,春田 牧人,竹原 宏明,野田 俊彦,笹川 清隆,徳田 崇,太田 淳(奈良先端科学技術大学院大学)
 生体埋植用CMOSイメージセンサをマウスやラットの脳内に直接埋植することで,脳の血流速や神経細胞中の蛍光を観察することができる.レンズを用いないため,埋植デバイスは小型化,軽量化が可能であり,自由行動中の脳機能測定が期待される.これまでに微弱な信号変化の検出を目的として自己リセット型イメージセンサを開発し,60 dB以上のsignal-to-noise ratio (SNR)を達成したが,チップ面積に対する消費電力が大きく,発熱によってピークSNRが制限されていた.そこで本研究では,画素内の特定回路の低電圧化により自己リセット型イメージセンサを低消費電力化した.発熱が抑制されたことで,SNRを70 dB以上に向上させることに成功した.
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