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ポスターセッション発表概要
コーディング法による電源スタック型回路の中間電位安定化に関する評価チップの開発と測定による性能実証
○久保 直也,肥塚 大輝,西山 智史,山之口 誠将,中村 和之(九州工業大学)
近年のCMOS素子の微細化により、外部から印加される電源電圧とLSI回路の動作電圧の低下との差が大きくなっている。レギュレータを用いて電源電圧を動作電圧まで降圧する従来の方法では、レギュレータ自身による無駄な消費電力量が増大する。そこで、同一のLSIをスタック型構造にすることでレギュレータの排除が可能な「電源スタック型回路構造」の検討を行っている。この構造では、上下段の消費電力を揃える事が重要であり、そのために、I/O回路にコーディング法を適用する方式を検討している。今回0.18μCMOSプロセスによって実証チップの開発を行い、実測によりコーディング法の有用性を確認した。
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