電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
CI-4-4
低コスト・高純度共役高分子を用いた有機薄膜デバイスの開発
○安田 剛(物材機構)・桑原純平・神原貴樹(筑波大)
有機薄膜デバイスに用いられる高性能共役高分子の価格は非常に高価である。これは高性能の共役高分子を得るには、多くの合成ステップを要し、さらには各ステップでの分離・精製が必要となるためである。我々はこれを解決する方法としてC-H直接重合による高分子合成に着目し、アモルファス高分子PEDOTFを開発した。このPEDOTFにおいて、高分子末端のハロゲン除去することで、エネルギー変換効率(PCE)が2.9%から4.7%にまで向上した。更にC-H直接重合を用いて材料展開を行い、6.8%のPCEが得られる高分子の合成に成功した。また重合においてハロゲン化モノマーが不要な重合法も開発し、この重合で得られた高分子で有機ELを作製することに成功した。