電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
CI-4-1
発光電気化学セルの電荷状態のESR直接観測と素子動作機構の微視的解明
丸本一弘(筑波大)
発光電気化学セル(LEC)は高効率発光やフレキシブル等の特徴を持ち、有機発光ダイオード(OLED)と比較して構造が単純で低電圧発光を示す特長があり、現在盛んに研究されている。OLEDでは電子と正孔の再結合により素子動作し、その電荷状態について、これまで我々は電子スピン共鳴(ESR)分光を用いた研究を行ってきた。一方、LECでは発光層中の電解質イオンの移動により素子動作すると知られているが、LEC中の電荷状態や動作機構について微視的な観点からの詳細な研究は殆ど行われていない。本研究では、黄色発光高分子材料Super Yellowを用いたLECを作製し、ESR分光を用いて素子駆動時におけるLEC内部の電荷状態を直接観測し、動作機構について微視的な観点から研究を行ったので報告する。