電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-14-10
二重共鳴構造によるテラヘルツ波共振器デバイスの透過増強
○四方潤一(日大)・時実 悠・南出泰亜(理研)
微細孔の周囲に円形回折格子を施したテラヘルツ帯表面プラズモン共振器は,回折限界を超える微細テラヘルツ波ビームを実現する「スーパーレンズ」の機能をもち,金属プローブよりも取扱いが容易である.このため,超高解像度THz波イメージングやTHz集積回路等の応用において有望であるが,本デバイスはTHz波の透過率が低いこと(1%程度以下)が課題となっている.今回,デバイス構造の大幅な変更を行うことなく透過率向上を図る実用的な手法として,従来の表面電磁波共振に自由空間のファブリ・ペロー共振を加えた新たな二重共鳴構造を考案した.有限差分解析において数倍に及ぶ透過率の増強を見出し,その有効性を確かめた.