電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-13-4
極薄化した有機層を持つ有機ELデバイスの電子注入層の検討
○小池拓夢・森本勝大・中 茂樹・岡田裕之(富山大)
有機ELデバイスはディスプレイや照明など幅広く利用されている。しかし有機材料はキャリア移動度が低く、高い駆動電圧が課題の一つとなる。有機層の薄膜化で低駆動電圧は可能となるが、金属電極での励起子失活による輝度の低下が懸念される。これまで我々は、ITO/polyethylenimine ethoxylated (PEIE)を陰極とした逆構造素子で、有機層の極薄化による低駆動電圧化を報告してきた。しかし、ITO/PEIEの電子注入性が十分ではなく、さらなる電子注入の向上が望まれる。他方、陰極ITO上へのZnO/PEIEの積層で低電圧化が報告されている。本研究では、陰極ITO/PEIE界面にZnOを積層したデバイスを作製し、低駆動電圧化について検討した。