電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-12-7
エネルギーハーベストでの利用を想定したD級AMPの低消費電力化
○住吉佑太・日野翔太・升井義博(広島工大)
災害時に情報を得るツールとしてラジオが挙げられる.大規模地震のような状況では携帯電話が混線状態となり,停電になるとテレビも使用不可能となる.当然,新聞も届かない.そのような状況でもラジオを受信することで安定した情報取得が可能となる.本稿ではラジオにおいて最も電力を消費するイヤホン駆動用AMPに着目し,その低消費電力化を検討した.特にエネルギーハーベストで収穫できる微弱な電力でも安定的に駆動可能なD級アンプの回路構成を提案する.D級AMP内のコンパレータの入力部をnMOS入力型から相補型にすることで低電圧化を行った.その結果,0.5Vの低電圧化を実現し,D級AMP全体で約300μWの消費電力の削減に成功した.