電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-8-9
非対称なダンピング係数によるSFQ伝搬方向制御を利用した1000倍DFQアンプの設計・試作・動作検証
荒井祐真・渡邉智希・島田 宏・○水柿義直(電通大)
DFQアンプは,アンダータンプ接合におけるDFQ生成を利用した電圧増倍回路である。その電圧増倍率は原理的に整数となることから,我々は単一磁束量子・高精度D/A変換器の出力段にDFQアンプを用いてきた。本研究では,DFQアンプの素子パラメータを変更して動作マージンの拡大を図るとともに,1000倍DFQアンプの試作回路を測定し,その電圧増倍特性を検証した。回路動作のキーポイントの一つは,DFQと同時に生成される逆極性SFQの伝搬方向制御である。本研究で採用した素子パラメータでは,接合のシャント抵抗の違い,すなわち接合のダンピング係数の非対称性を利用している。