電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-8-8
単一磁束量子回路における磁場を用いた可変遅延線の提案
◎松井裕一・田中雅光・佐野京佑・山下太郎・藤巻 朗(名大)
近年、ポストムーアの時代の計算技術として、電力効率に優れたアナログ演算回路が注目を集めてきている。アナログ信号を振幅方向ではなく時間方向で処理するのが、時間方向アナログ演算回路である。SFQ回路は高速動作性に優れたパルス論理回路であるため、SFQパルスを時間方向で高精密に制御することができ、時間方向アナログ演算回路に適していると考えられる。
そこで我々はSFQ回路による時間方向アナログ演算回路の構築を目指し、ジョセフソン伝送路におけるSFQパルスの伝搬遅延時間を数psの精度で制御することのできる可変遅延線を提案する。本稿では、可変遅延線の設計詳細及び数値解析による評価結果について報告する。