電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-5-2
500VDC/10A抵抗性負荷回路内で発生させた開離時アークの二方向からの観察による消弧直前のアーク長さの解析
◎山村龍一郎・関川純哉(静岡大)
実験回路は電源電圧500VDC/10Aの抵抗性負荷抵抗であり,円柱状の銀接点を用いる.永久磁石により開離時アークを上方へと引き伸ばす.その様子を二方向からの高速度カメラで同時に撮影し,得られた画像から消弧時のアーク長さを解析した.正面画像のみからアーク長さを測定したものを平面アーク長さ,上面画像でのアーク長さも考慮したものを三次元アーク長さと定義する.
その結果,電源電圧の増加に伴い,平面アーク長さと三次元アーク長さとの間で差分が大きくなる.その原因は電源電圧の増加に伴い,輝点が接点表面上を長く移動し,正面カメラのみでは把握できない湾曲具合および,輝点回りにおける見えないアーク長さの割合が増加するためである.