電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-4-19
半導体多層膜結合共振器による赤外二波長レーザー発振
○北田貴弘・盧 翔孟・南 康夫(徳島大)・熊谷直人(産総研)・森田 健(千葉大)
ガリウムヒ素系の半導体多層膜で構成する結合共振器構造を使った面発光テラヘルツ素子の開発を進めている.結合共振器は,3つのブラッグ反射多層膜と2つの等価な共振器層で構成され,共振器の結合により周波数差がテラヘルツ領域にある2つの共振器モードが高反射バンド中央に現れる.この2つのモードを使って,近赤外領域の二波長レーザー光の生成とその差周波発生を同一素子内で行う.電流注入により室温でテラヘルツ光を得る全く新しいタイプの光源素子である.本講演では,主に試作した面発光素子の室温パルス電流注入条件での二波長レーザー発振特性を紹介する.