電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-3-61
波長可変レーザの400GHz(3.2nm)幅高速高安定波長切替
○木村凌河(NTT東日本)・久保木 猛・加藤和利(九大)
光バーストや光パケットを用いた将来のネットワークでは波長切替が高速かつ高安定である波長可変光源が求められている。波長可変分布活性(TDA: Tunable Distributed Amplification)DFBレーザは共振器方向に沿って交互に配置された活性層と波長制御層から成り、波長制御層への電流注入量変化(キャリアプラズマ効果の変化)で高速波長切替が可能である。しかしキャリアプラズマ効果の他に時定数の大きい発熱量変化により実際の波長安定化に要する時間は数ミリ秒となる。以前我々は200GHz(1.6nm)幅の波長切替後100nsでの波長安定化を達成した。本稿ではTDA-DFBレーザモデルを高精度化することで、発熱量が大きくかつ波長変化の非線形性が顕著な波長切替においても100ns以下の波長切替時間および長期的安定性が実現できることを確認した。