電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-3-39
中赤外バイオセンシングに向けた導波路デバイスの検討
○菅原崇弘・木野彩子・松浦祐司(東北大)
近年,新しい中赤外光源が開発され,それらを血糖値測定などのバイオセンシングへ応用する検討がなされている。本研究では,中赤外域で透明であり,無毒性,化学的安定性を満たす物質であるCa F2とZnSを用いた導波路型センシングデバイスについての検討を行った.
作製した各導波路上面にサンプルを載せ,フーリエ変換分光光度計を用いて損失スペクトルを測定した.
結果として,Ca F2はサンプルの複素屈折率実部を漏れ損失として検出し,ZnSは斜め入射により複素屈折率虚部の検出が可能であった.
これらを組み合わせて使用すれば,中赤外バイオセンシングにおいて新たに有益な情報を生み出す可能性があり,その応用展開が期待できる.