電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-3-2
低MDL 4モードスクランブル型PLCモード合分波器の設計
◎白田 幹・工藤未彩・藤澤 剛(北大)・坂本泰志・松井 隆・辻川恭三・中島和秀(NTT)・齊藤晋聖(北大)
近年,マルチモードファイバを用いたモード分割多重 (MDM) 伝送方式が注目されている.MDM伝送の実現のためには,複数のモードを励振・多重・分離するモード合分波器が必要である.通常、モード合分波器では励振するモード間のクロストークは小さいことが望ましいが,受信側でMIMO処理を用いる場合には,必ずしもモード合分波器でモード間消光比が高い必要はない.最近,それを逆手にとって,MIMO受信の使用を前提として励振するモードを適度に混ぜ合わせる,スクランブル型3モード合分波器 (モードスクランブラ) が提案された[1].モードスクランブラの性能評価は,クロストークの評価だけでは不十分であり,全体の伝達関数を特異値分解して得られるモード依存損失(Mode dependent Loss: MDL)[2]の評価が必要となる.本研究では,新たに4モードスクランブラを設計し,低損失,低MDLを達成するための構造について検討を行った.