電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-2-15
ゲート電圧制御回路を用いた低歪電力増幅器
◎鳥居拓真・半谷政毅・稲垣隆二・新庄真太郎(三菱電機)
高PAPR(Peak to Average Power Ratio)信号に対して低歪な電力増幅器を提案する。無線通信では送信信号を増幅するため、電力増幅器が用いられるが、出力電力が大きくなると非線形歪(IM3)が増大し信号品質が劣化する。非線形歪については、増幅器のバイアス級に依存するこが知られており、多段増幅器の場合では、前段と後段の歪特性が互いに打ち消しあうようにバイアス設定をすることで低歪化が可能である。しかし、低歪な特性が得られるバイアス条件は動作レベルにより異なるため、高PAPR の信号に対して低歪な特性を得られない。昨今の無線通信の高PAPR化に伴い、広いダイナミックレンジで歪特性の低減が要求される。そこで、高PAPR 信号に対して低歪な特性を有する新たな電力増幅器が要求されている。