電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
BI-6-1
ピコ秒光パルスの線形相互相関計測にもとづく高分解能光ファイバ温度センサ
○和田健司・大前貴寛・徳永和成・松山哲也・岡本晃一(阪府大)
温度管理された空間や温度変化の少ない海底などの比較的広い領域における微小な温度変化を測定する応用を想定して,長い光ファイバを用いた高分解能光ファイバ温度センサについて検討した.この技術は,温度変化に伴い変動する光ファイバの光学長を光パルスの線形相互相関測定から精密に計測する技術にもとづく.今回,利得変調したDFBレーザを光源とし,80 m長単一モード光ファイバを温度センサとする簡易な光ファイバ温度センシングシステムを構築した.光源からのピコ秒光パルス出力の線形相互相関測定を行うことにより,光源および測定器から1 km離れた場所の10-3℃オーダの温度変動の観測に利用できることを実証した.