電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-20-19
WBANのための再送を考慮した誤り制御方式に関する一検討
◎後藤高宏(横浜国大)・高林健人(岡山県立大)・河野隆二(横浜国大)
近年,医療従事者不足に対する解決策のひとつとして,医療と通信の融合技術であるWireless Body Area Network (WBAN) が注目を集めている.WBANでは入院患者の容体管理や遠方に住む高齢者の見守り,アクチュエータを用いた自動投薬など様々な応用が想定され,利用者の生体情報を扱うことや治療等に用いられることから高信頼な通信が要求される.2012年に制定されたWBANの国際標準規格IEEE802.15.6 [1] では物理層およびMAC層における規格を定めており,一定の通信品質を確保するための基準となっている.しかしながら,IEEE802.15.6では一部UWB通信方式におけるHybrid-ARQ (H-ARQ) に関する記述はあるものの,狭帯域通信方式に関して再送方式に関する規定がされていない.したがって,本研究では誤り訂正符号および復号処理にともなう再送部分に着目し,WBANに求められる通信品質を達成できるような誤り制御方式の提案をおこなう.