電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-20-10
マイクロ波ドップラーレーダによる歩行計測を用いた後期高齢者の記憶障害の遠隔スクリーニング
◎佐保賢志・上村一貴(富山県立大)・松本三千人(富山福祉短大)
本稿では後期高齢者を対象とし,マイクロ波ドップラーレーダによる遠隔歩行計測を用いる非接触かつ簡易なシステムにより,記憶障害を有する被験者のスクリーニングが実現することを示す.記憶障害は認知症の中核症状の一つであり,早期発見・予防が重要であるが,記憶障害のスクリーニングには煩雑な認知機能テストが必要である.この問題を解決するため,本稿ではマイクロ波ドップラーレーダによる歩行計測結果と,記憶能力を測る認知機能テスト結果の関係を示し,この結果に基づく記憶障害の高精度スクリーニングを実証する.加えて,同レーダで脚などの運動速度も取得可能であることを利用し,歩行速度以外の記憶障害スクリーニングに有効な歩行運動パラメータも解明する.