電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-19-5
重ねに強いダブルループ形状UHF帯RFIDタグの開発
○甲斐 学(富士通研)
IoT時代に不可欠なUHF帯RFIDは、長距離通信可能で電池交換不要というメリットがあるが、物品に貼り付けたタグを重ねると互いに干渉して通信距離が落ちてしまう。そこで、貼付面内(XY面)には一様な指向性、かつ貼り付け方向(Z方向)には指向性の弱いダブルループ形状のRFIDタグを考案した。リーダライタを模擬したアンテナから電波を放射し、無指向性タグに発生する電力を計算した。その結果、タグが1個の場合に発生する電力を基準として、タグが8個重なっている場合の電力は、一般的なダイポールタグを重ねた場合よりも4dB以上も大きくなり、無指向、かつ周囲方向から読み取りやすいことが分かった。