電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-16-15
PI 制御器を用いた IEEE 1588-2008 時刻同期プロトコルの安定性に関する一検討
◎前川龍一郎・松井大樹・山崎康広・大崎博之(関西学院大)
PTP (Precision Time Protocol) は、IEEE 1588-2002 および IEEE 1588-2008 のおいて規定された時刻同期プロトコルであり、LAN 上のある装置の基準となる時計 (マスタークロック) と、LAN 上の他の装置の時計 (スレーブクロック) を高精度に同期させる時刻同期プロトコルである。
PTP における時刻同期は、マスター -- スレーブ間のフィードバックの制御であり、ローパスフィルタのカットオフ周波数や PI 制御器の制御ゲインを適切に設定しなければ、(時刻同期システムの) 定常特性や過渡特性が劣化してしまう。
本稿では、PI 制御器を用いた時刻同期プロトコル PTP における、マスターおよびスレーブの動作を離散時間システムとして記述することにより、時刻同期プロトコル PTP の安定性を分析する。