電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-13-29
ダブルクラッド光ファイバを用いた光給電型光ファイバ無線システムにおける長距離双方向伝送
◎田嶋奈奈・上山大輔・松浦基晴(電通大)
モバイルトラヒックの急増に伴い、光ファイバ無線の需要が高まっている。アンテナ基地局の少セル化により構成の簡素化が重要視される中、外部電源を必要とせず、制御局からの光ファイバ給電でアンテナ基地局を駆動させる光給電型光ファイバ無線システムが期待を集めている。特に、二重コア構造を有するダブルクラッド光ファイバを伝送路として用い、信号光をコア、給電光をパワー耐性の高い内部クラッドで伝送することで高品質な信号伝送と高強度の光給電が同時に達成できる。本研究では、これまで300 mに制限されていた伝送路を1 kmに延伸し、60 W給電時においても高い信号品質が維持可能であることから、システムの有効性が高いことを実証した。