電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-13-28
時間領域分光法を用いた誘電体内装テラヘルツ中空光ファイバの損失および伝搬モード特性評価
◎柴田諒介・片桐崇史・松浦祐司(東北大)
金属管の内壁に誘電体層が形成された誘電体内装中空光ファイバは,誘電体材料およびその厚さを適切に選択すれば,テラヘルツ(THz)領域において低損失伝送が可能となる.今回は,テラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS)を用いて,ファイバの伝送損失測定を行うとともに,ファイバ内を伝搬するTHz波の群速度解析を行うことにより,モード伝搬特性を評価した.肉厚34 μm,内径2 mmのポリエチレンチューブに銀薄膜を外装した長さ30 cmのファイバについて測定を行った結果,0.6-1.5 THzの範囲で低損失な特性が見られ,群速度の導出結果から基本モードであるHE11モードが伝送していることが確認できた.