電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-10-45
固有値変調方式を用いた光伝送系における増幅器間隔の設計
◎角淵敦基・三科 健・丸田章博(阪大)
非線形シュレディンガー方程式(NLSE) を逆散乱変換によって解く際に用いる,随伴固有値方程式の固有値を情報キャリアとして用いる光固有値変調方式が提案されている.
固有値は,光ファイバの分散性および非線形性の影響を受けないため,理想的な情報キャリアとして近年注目を集めている.一方,損失を考慮した光ファイバを伝送路とした場合の光固有値変調方式の有効性を保証するガイディングセンター近似は,増幅器間隔zaが分散距離zdに比べて十分短い場合にのみ適用が可能である.
本稿では,長距離伝送システムにおける増幅器間隔と固有値の関係を数値シミュレーションによって明らかにし,実システムに光固有値変調方式を適用する際の増幅器間隔の設計指標を示す.