電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-10-38
PS-4096 QAM信号と1024 QAM信号の160 km伝送特性比較
◎岡本聖司・寺山雅樹・吉田真人・葛西恵介・廣岡俊彦・中沢正隆(東北大)
近年、4096 QAMなどの超多値コヒーレント光伝送による10 bit/s/Hz以上の高い周波数利用効率が数多く報告されている[1]。しかしながら、高多値度のQAM変調方式では、各シンボル点の振幅間隔が狭まるため、原理的に雑音耐力が低下するという課題がある。一方、コンスタレーション上の振幅値の生起確率を正規分布に近づけることでシャノンリミットに近い情報量を実現し、雑音耐力を高めることができる確率的整形(Probabilistic shaping: PS)による符号化技術が近年提案されている[2]。今回我々は、高多値QAMとPS符号化を組み合わせた、3 Gsymbol/s, 偏波多重PS-4096 QAM信号の160 km光伝送実験を行い、通常の1024 QAM伝送時と比べ雑音耐力を向上させることに成功したので報告する。