電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-10-34
コヒーレント光通信における光信号の高速偏波変動が受信Q値に与える影響に関する検討
○斧原聖史・備海正嗣・松田恵介・吉田 剛・鈴木巨生(三菱電機)
コヒーレント光通信では,受信部にて偏波多重光信号を復調する際にデジタル信号処理により偏波分離するため,伝送路中の擾乱により生じる光信号の偏波変動が受信Q値性能へ影響を与えることが知られている.これまで想定されている光信号の偏波変動は50kHz程度であるが,近年,送電線設備に敷設された架空地線の内部に通信用光ファイバを実装した光ファイバ複合架空地線(OPGW)において,落雷による光信号の高速偏波変動(110kHz)が報告されている.本稿では,この高速偏波変動が受信Q値性能に与える影響について実験的に評価すると共に,その影響を抑制する方法について検討したので報告する.